昨日、日本vs韓国のサッカー試合がドーハであった。
勝敗は、日本がかろうじてPK戦で勝利したが、それに絡んで、東京都副知事の猪瀬直樹氏がツイッタで東京水道水の水圧オペレーションを紹介していた。
それによると、日本(東京)の試合会場で、試合中は、水道の水圧を下げ、試合が終わると同時に水圧を上げるというようなオペレーションをしているそうだ。
試合が終わると一斉に皆トイレに駆け込むから、瞬間的に水圧は下がる。それを補う水圧を上げるオペレーションをするという。
普段何気なく使っているトイレもこのようなオペレーションを水道局がやっていると思うと、押せば流れる、ひねれば「自然に」流れる流水も実は「自然ではない」ことに気づかされる。
日常の便利さも、常に便利であると、それが自然のことのように思えてくるが、実は、自然はもっと過酷で、それを人間の努力で補っていることを忘れてしまう。
考えてみると、我々は、「虚構の中の自然」の中で、虚構の自然を実際の自然と感じて生きている気がしてならない。