2013年8月7日水曜日

孤高の人

山になかなか行けなくなったのだが、相棒は、孤高の人となり待っているという。
実に嬉しいことだが、孤高の人ってのはいったいどのような人物像だとふと疑問が湧く。
広辞苑には、こう書いてあった。
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こ‐こう【孤高】‥
ひとりかけはなれて高い境地にいること。ひとり超然としていること。「—を持する」「—の人」
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…ということは、「超然と一人高い志を持ち、孤独に待っている」ということかと勝手にイメージを膨らませたりするが、しかし脳裏に浮かんできた正反対の像を吹き払うのに、にやにやしながら苦労している自分自身はきっと変だろうなぁと思う。
くそ暑い中の山行は、ハード以上にハードだが水分補給の冷たいスイカや山頂付近の山小屋で飲むビールは厳しさを忘れさせてくれる天国の一杯だ。
この為に苦労して登るといっても過言ではない。
しばらくは、孤高の人で待つ友を思い、今宵、此方は泡にまみれるとしようか。