用事があって久しぶりの都会にでて自分自身の変化に驚いた。
中央線は自殺や痴漢で悪名が高い。通勤時間帯に遭遇すれば30分は平気で遅れる。そんな中央線に乗った。
中は加齢臭と香水の臭い、それに若者の汗とが入り交じり、豚小屋や鶏小屋に詰め込まれたような感じ。
思わず、「下ろして下さい。このままだと死ぬ〜」と叫びそうになった。
長年通勤していたのになんていうことだ。
乗り換えの駅に着くと、ドドッと降りる人人!
ドアが閉まる寸前に飛び乗る人人。
人の波に乗ることができ、乗り換えたら通勤特快とやらで、自分の降りたい駅には止まらない。
ああ〜っと言う前にドアは閉まる。
また、この臭いの中を過ごさなくてはならない。
こんなはずではなかったと頭の中でもう一人の自分に責められる。
どうも、会社生活から離れ半年過ぎて、ゆったりとした生活に慣れてしまったようだ。
都心の生活リズムは早い!ストレスも溜まる。
一瞬で次の行動を判断する。
自分はもっとゆっくりと生きよう。
そう思いながら、さっさと流れに乗ってしまう。
どうも長年の会社勤めの悪習は容易には拭いされないようだ。