2018年12月2日日曜日

平成史

 11月24日は、日本の四大証券のひとつだった山一証券が破綻した日だったそうだ。当時の社長が会見で涙した姿は、テレビで放映されたことを昨日の出来事のように思い出す。
そのタイミングで、NHKスペシャルでは、山一証券の当時の当事者の証言を交えそれぞれの当事者がどう考え、どう行動したのかを調査した放映があった。
損失の先送り、上層部へ報告しても何とかなるとの妄想から逃れられない当時の会社組織。大蔵省、日本銀行の護送船団方式の金融システム。
いろいろ興味深い放送であった。

 しかし、当時の問題点が依然として、現代でも、神戸製鋼、スルガ銀行などを例として存続しているという暗黙の結論が見えた放送でもあった。
村社会の特有の問題なのかもしれない。江戸時代から明治への変革も外圧がなければそうならなかったとか、日産のように外国人をいれないと破綻からV字回復できないとか日本株式会社の限界を感じる。

もう自分の時代ではなく、老兵は消えゆくのみのわが身だ。
会社システムなんて考えるのももういいや。
マラソンだけは、スダンドアローンでできるのでゆっくりと練習ランでもしようか。折しも福岡マラソンで日本人が久しぶりに一位になった。