2013年11月28日木曜日

30Kmの関門

11月24日快晴の日、山梨県河口湖畔で開催された第二回富士山マラソンに参加した。
当日参加の為、朝4時半に自宅を車で出発。中央道を河口湖に向かった。
途中、雪をかぶった富士山が綺麗に見えた。
主催者指定の駐車場に着くと、結構早めにつくかと思っていたがすでに30台以上は来ていた。
マラソンランナーの朝は実に早い。
富士の北麓駐車場、またまた駐車場からの富士山がウェルカムといっているように静かに、しかしきりりとした感じで見えた。

軽く休憩したあと、大勢の参加者とともにスタート地点に向かう。
スタート地点に近づけば近づくほど人数は増えてくる。
スタート地点では、多くの屋台が準備をしており、そこかしこから白い蒸気が上がっている。
朝方の気温は、−1度、寒いが凍えるほどではない。
ゴールした後に屋台で食べる暖かい食べ物はいいだろうなぁと想像する。

ランニングの準備をして、荷物を預けに行くが何せ16000人の参加者なので預けに行くのでも行列。
漸く荷物を預け、スタート地点に向かうとスタート時間の9時に10分前。
初めてのフルマラソンということで参加申請したためスタートラインの列は最後尾のE列。
最近は、参加人数が多く、一度にスタート付近に集まれないため、自分のタイムを申請し、その順番で整然と列をなしてスタートラインから出発する。

最後尾の列がどのくらいの誤差でスタートしたかわからないが、自分は約10分ほど遅れてスタートラインを通過した。各所の関門(五か所あり)は、スタートの号砲(すなわち9時)からカウントしだすため、10分遅れだとその分のハンデとなる。

今回のマラソンでは、有森裕子さんをはじめ、お笑いタレントのノッチさん、アントキノ猪木さん、デンジャラスの安田さんなど芸能人も参加していた。
有森サンは、最後尾から奇声を発し、ランナーを元気づけていた。自分もハイタッチしてもらい元気をもらったはずだが。。。

富士山マラソンのコースは、河口湖の船津地区をスタート/ゴールとし、河口湖と西湖を1周するコースだ。
河口湖大橋を渡る前に約10キロを走る。その後、橋を渡り、河口湖を北側から走る。
難関は、河口湖から西湖へ通じる坂道。多くの人が歩いていた。当然自分も。
脱水症状を避ける為に、各給水所毎に給水したため、ペースはかなり遅くなった。

第一関門は多少の余裕でセーフ、第二関門は、意識しなかったためか、ぎりぎりセーフとなった。
その後、例の西湖への坂道。こころまさに折れる坂道。
なんとかクリアすると、無情にも第三関門が待ち受けていた。
係りの人が第三関門まであと3kmという。13時18分がタイムリミットだという。
時間を見るとあと10分くらい。7分/kmでも21分かかる。もう歩きましょうかと係りの人が言う。
ぎりぎり頑張りたいとので最後のラストスパートをかける。

結果は、もちろんアウト。第三関門をクリアできなかった。
やはり毎回の給水所でのストップは時間のロスが大きい。また、スタートからの10分のギャップもまた厳しいものがある。

第三関門では、脱水の為か、塩分などミネラルが不足し、低血圧になり、めまいでダウン。
救護所で横になる羽目に。
水分は補給していたはずだが、塩分などのミネラルは不足していたようだ。やはり、フルマラソンとなるとかなりの計画性が要求されると感じた次第。

残念ながら、今回は30.2キロで強制リタイアとなり、完走はできなかった。
結果を厳粛に受け止め、また今回の反省点をよく考慮し、次回のフルマラソンにチャレンジしたいと思う。